元販売職が語る、「百貨店の販売ってこういう仕事！」後編

前回、私の前職、百貨店販売職の仕事内容について書きましたが、今回は前職で良かったこと、悪かったことを書いてみました！

良かったこと

丁寧な言葉遣いが出来るようになる
お客様が何を求めているか、売り場で今何をすべきか、など観察力がつく
進物関係の知識（熨斗の種類など）がつく
お客様に「ありがとう」、「頑張ってね」など言ってもらえるのが嬉しかった
作業が多いので、これをいつまでに終わらせる、これをこの人にやってもらう、など仕事を効率的に終わらせる、時間を管理する能力がついた
デパ地下なので、他社さんの期限切れのお菓子やお総菜がタダでもらえることがある(*^O^*)

正直仕事が嫌で辞めたので、良いことなんてあったか？って思ったのですが（笑）、社会人として必要なことを身につけさせてくれたのはやはりこの2年間があったからだと思いました。今までぼーっと生きてた私が観察力、時間配分の意識をつけられたのはこの仕事のおかげだったと思います。感謝。
また、お菓子が好きなのでデパートの美味しいケーキやパンなど無料でもらえるのはでかかった。（笑）

悪かったこと

立ちっぱなしであることや呼び込みで体力を使う
百貨店なので礼儀が重んじられる。何事にも丁寧さが必要。
百貨店ルールを覚えるのが大変
常に笑顔でいるのが大変
接客を主にしつつも他のやることにも気を配らなければならず、疲れる
遅番中心だったので帰るのが遅い、仕事終わりの時間が無い
レジ誤差や商品渡し間違いなど、ヒヤッとする場面が多い
シフト制で休みが不規則

一番つらかったことは体力面ですかね。立ちっぱなしで疲れているのにさらに店をどう回そうか考えたりすると脳も疲れてくるので・・・。この先年を取ったらと考えると怖かったです。

土日が休みづらいのも結構つらかったです。友達と休み会わない(T_T)みたいな。連休も取りにくいので疲れも抜けにくいですしね。辞めようと思った理由はこれらの体力面と休みが不定期ということが大きかったです。
また、百貨店なので、礼儀、丁寧さを重要視されます。私は元ががさつなので、苦労しました（笑）。

百貨店販売職に向いている人

平日休みがいい人
不規則な勤務時間でも大丈夫な人
人と接するのが好きな人
観察力のある人
体力がある人
臨機応変に対応できる人
手先が器用な人
女社会で勝ち残れる気が強い人（笑）

まず、「土日休みがいい！」という方にはおすすめできません。土日は稼ぎ時なので希望休出すのも気が引ける、という空気はあります。また、年末年始やお盆なども書き入れ時なので同様です。このあたりはサービス業全般そうだと思いますが。しかし、平日はどこにいっても空いているので、それはそれでメリットはあります(^_^)。

また、大体サービス業は早番と遅番というように交代制です。大体は早番メンバーと遅番メンバーというように固定されていますが、たまに変わったりするので、それに対応できる人がいいと思います。

上記の条件のほとんどは働き出してからでも力がつくので問題はないです。しかし、その土台となる力はやはり、「観察力」でしょう。これは全ての仕事に言えることかもしれませんが、何事も「観察」が大事になってくると思うからです。

お客様は何を探しているんだろう。今客足が引いてるから何かすることないかな。後輩の子困ってるのかな、何か手伝えることないかな。など自分から探っていくこと。イレギュラーが多い販売だからこそ、この力は本当に大事だと思いました。

気が強いというのも、もし正社員で就職し、店長になるなど昇進を考えているなら大事になってくるかと（笑）

正社員ですぐ売り場に配属となったとき、周りはベテランのパートさんが結構いらっしゃったりします。やっぱり、頼りないな～と思われるんですよ。だって22、23の若造が立場上はいきなり上司になるわけですからね。女社会ですから、特有の、なんというか、空気もあるわけですよ・・・（笑）それにも動じず、うまく先輩方に取り入りつつも、どんどん仕事を覚え、のし上がってやる！くらいの気持ちが持てたら最強ですね。私はできませんでした（笑）。